「決算早期化の仕組みと実務」という本を読みました。
著者は、経理部は情報製造業であり、この工程に問題があるから、
決算が遅くなると書いています。
私も同感で、経理業務に限らず事務作業は
情報を製造する仕事だと定義しています。
そして、その製造過程を書き表したものが業務フローです。
情報製造の工程図になります。
この製造過程に問題があるため、決算(月次決算)が遅くなります。
経理業務は、「日常業務」と「決算業務」に分けられます。
「日常業務」とは、日々発生する出納内容を記帳し、
記帳内容が間違いないかを確認し、残高を合わせることです。
「決算業務」とは、試算表を作成し、売上や利益、
経費の状況を分析することや、今後の資金計画を検討することです。
決算が遅い会社は、「日常業務」がルーズに行われているため、
「決算業務」に取り掛かることが遅くなるのです。
決算が遅いと、経営状況の把握が遅くなり意思決定が遅くなります。
特に、昨今の経営環境を考えると、決算を早く行わなければ
致命傷になることも考えられます。
こうした状況を解決するために、
経理システムなどのITを利用して解決することが考えられます。
しかし、伝票をまとめて処理する習慣がある企業だと、
ITを利用しても、その効果は発揮されません。
経理システムによる効果は、「決算業務」に活かされるからです。
日々発生した出納内容を、
その日のうちに記帳することを定着することが、
決算早期化の必要条件です。
そして、ITを利用することで、
決算業務をスムーズに進めることが可能になります。
経理業務のやり方を見直して、
決算を早くできるようにしましょう。












